不動産コラム

2026/08/19 09:00
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【賃貸経営2026】管理から経営へ――景気回復局面で求められる不動産オーナーの新戦略

景気改善の兆しが見える今こそ、「経営視点」が問われる時代へ

2026年に入り、不動産市場と賃貸市場は比較的堅調な推移を続けています。内閣府の景気ウォッチャー調査では景況感の改善が見られ、帝国データバンクの景気動向調査でも不動産業界の景況感は回復基調を示しています。

また、新築・中古マンション価格は依然として高水準を維持しており、住宅購入を見送って賃貸住宅を選択する層も増加しています。首都圏を中心に募集家賃の上昇傾向が続いており、賃貸オーナー様にとっては比較的追い風となる市場環境が形成されています。

しかし、その一方で金利上昇への懸念や建築コストの高騰、人口構造の変化など、中長期的なリスクも顕在化し始めています。市場環境が良い今だからこそ、不動産オーナー様には「管理」ではなく「経営」の視点が求められています。

賃貸市場は好調でも、すべての物件が選ばれるわけではない

現在の賃貸市場は、単純な需給バランスだけで語れない時代を迎えています。

一昔前であれば「駅から近い」「築浅である」といった条件が決め手となりました。しかし現在の入居者様は、無料インターネット、防犯カメラ、宅配ボックス、共用部の清潔感、管理会社の対応品質など、多面的な視点で物件を比較しています。つまり、「空室が少ない市場だから入居が決まる」のではなく、「選ばれる理由がある物件だけが安定した収益を確保できる」市場へと変化しているのです。

実際に首都圏では賃料上昇が続いているものの、物件による二極化も進んでいます。人気設備の導入や、適切な内外装の修繕の実施等によって高稼働を維持する一方で、設備更新や管理が不十分な物件は空室期間の長期化に悩まされています。

オーナー様にとって重要なのは、賃料相場の上昇を期待することではなく、自身の物件が市場の中でどのような競争力を持っているかを把握することです。

「管理品質」が資産価値を左右する時代

近年、賃貸住宅をめぐる消費者意識にも大きな変化が見られます。国民生活センターが公表した「18歳・19歳の消費生活相談の状況」では、「賃貸アパート」に関する相談が上位に入っています。成年年齢引下げ後、若年層が自ら契約する機会が増えたこともあり、契約内容や管理対応に対する関心は以前にも増して高まっています。このことは、単なる建物の維持管理だけではなく、「入居者様満足度」が賃貸経営の重要な指標になっていることを示しています。例えば、

  • 共用部の清掃状況
  • クレーム対応のスピード
  • 設備故障時の対応力
  • 更新時のフォロー
  • 退去時の説明対応

といった日常的な管理品質が、口コミや紹介、入居継続率に直結する時代です。賃貸経営は建物のみが商品ではなく、入居者様の生活を支える「サービス」の側面も併せ持っています。そのため、管理品質の向上は空室対策であると同時に、資産価値向上策でもあるのです。

パワーコンサルティングネットワークスが考える「管理から経営へ」

私たちパワーコンサルティングネットワークスは、賃貸管理を単なる建物管理業務とは考えていません。もちろん、家賃回収や建物点検、設備管理は重要な役割ですが、それらは賃貸経営を支える土台に過ぎません。これからのオーナー様・管理会社に必要なのは、

  • 市場動向を踏まえた賃料戦略による収益最大化
  • 入居者ニーズに寄り添った設備投資
  • 建物を長期維持するための修繕計画
  • 設備更新、リノベーション等による価値向上
  • 相続・資産承継を踏まえた不動産活用

といった、経営的な視点です。人口減少時代においても選ばれ続ける物件をつくるためには、単に「空室を埋める」発想だけでは不十分です。「どうすれば資産価値を高められるか」「将来にわたり安定収益を生み出せるか」という視点で物件運営を行う必要があります。私たちが掲げる「管理から経営へ」とは、まさにこの考え方です。賃貸住宅を単なる所有資産として守るのではなく、収益を生み出し続ける経営資産として育てていく。そして10年後、20年後、その先の世代まで価値を維持できる不動産経営を実現することこそが、これからの賃貸オーナー様に求められる姿ではないでしょうか。市場が変化する今だからこそ、私たちはオーナー様の最良のパートナーとして、管理とコンサルティングの両面から長期的な資産価値向上を支援してまいります。

株式会社パワーコンサルティングネットワークス
プロパティマネジメント事業部|資産価値を守り、育てる管理のプロフェッショナル

私たちプロパティマネジメント事業部は、賃貸管理・建物維持・収益改善など、不動産の運用・管理に関するあらゆる課題に対して、専門的な視点から「最適な管理戦略」を見極め、ご提案する部門です。